明日葉について

明日葉は日本原産で、房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生しています。強靱で発育が早く、「今日、葉を摘んでも明日には芽が出る」といわれるほど生命力が強いことに由来しています。

秦の始皇帝がその昔、「東方の海中に不老長寿の薬草あり」と使者を送ったとされる言い伝えがありますが、その「不老長寿の薬草＝明日葉」だったといわれています。

また、八丈島では昔から産後の女性が栄養補給のために好んで明日葉を食べる習慣があります。

明日葉に含まれる成分

明日葉は葉酸や鉄分をはじめとした、たくさんの栄養素を多く含む優秀な野菜です。

食物繊維やビタミン類はもちろんのこと、カリウムやマグネシウム、リンや鉄といったミネラルも豊富に含んでいます。

個々の栄養素ならば、明日葉よりも含有値が多い野菜はありますが、これだけ多様な栄養素を豊富に含んでいる野菜は他に類を見ません。

また、明日葉には明日葉特有の「カルコン」というエイジングケアをする成分が含まれています。

明日葉が加工されるまで

明日葉は通常、秋に種を蒔きます。半月から１ヶ月で発芽し、春まではゆっくりと成長し、翌春、暖かくなると旺盛に成長を始めます。

乾燥粉末加工用に明日葉を栽培する場合は、大きく育てなければならいので疎植にします。

種まき後約２年目から収穫が始まります。

柔らかい新芽は残し、充実した茎と葉っぱを一本づつ丁寧に人の手で収穫します。

その後粉末状に加工され「WAKANA」が完成します。